- 日本仏法最初の官寺

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聖霊院

聖霊院
 太子殿とも呼ばれるこの堂宇は、聖徳太子(574-622)の礼拝と供養の場として使われています。聖徳太子は四天王寺の開祖であるとともに、日本の政治改革や仏教の普及に大きな影響を与えました。
 本堂とされる太子前殿は一般公開されています。第二次世界大戦中に四天王寺が破壊された後、この堂の再建は復興の最優先事項であり、1954年に完了しました。聖徳太子の十六才のお姿を表す仏像がご本尊ですが、それらはお堂の一番奥に秘仏として安置されています。
 聖霊院には2つの門があります。聖霊院の正門となる「虎の門」には虎の彫刻がほどこされてあり、虎は不正な人々を遠ざける役割があるといいます。そして北側にあるもう一つの門には、眠っている猫の彫刻があります。その奥にある経堂に保管されている貴重な品々をネズミから守るため、猫は門番として適していると伝わります。この「猫の門」は毎月22日に開かれます。またその日は聖徳太子の生涯を描いた絵堂の壁画を見学することもできます。