- 日本仏法最初の官寺

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五智光院

五智光院
 12世紀、後白河法皇が四天王寺で灌頂という仏教儀式を行う為に、その道場(灌頂堂)として創建されました。五智光院の御本尊は、密教において重要な五体の如来です。宇宙の中心をあらわす仏である大日如来に加えて、阿閦如来、宝生如来、阿弥陀如来、不空成就如来がそれぞれ異なる智慧を顕現しています。このお堂は、朝の座禅から密教の儀式に至るまで、様々な目的に利用されています。
 1623年に建てられた五智光院は、第二次世界大戦中(1939-1945)の大阪大空襲で焼失を免れた四天王寺の建物のうちでも数少ないひとつです。1954年に重要文化財に指定され、1982年から1984年にかけて改修工事が行われました。現在の建物は、かつて、1623年の再建以降、徳川将軍家の位牌を安置し、年忌法要を行う堂宇として使用されていました。