- 日本仏法最初の官寺

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英霊堂

英霊堂
 このお堂は1906年に建立されましたが、現在ではその名前も歴史も、第二次世界大戦(1939-1945)と密接に結びついています。もともとは正式には「聖徳皇太子頌徳鐘」を吊るす「頌徳鐘楼」と呼ばれ、当時世界最大級の梵鐘が奉安されていました。約8メートルの高さの銅製の鐘は、天井に描かれた龍の絵の下に吊るされており、龍は信者たちの頭上に迫り、厳しい目で見下ろしていました。龍画はその後、時が経つにつれ色あせてしまいました。そして戦争が始まった1942年、この巨大な鐘は溶解されて弾丸に使用するために1943年に供出されました。現在、その規模の大きさを感じさせられるものは天井の高さくらいしかありませんが、鐘の写真は堂内の一角に展示されています。
 戦後、この堂は「英霊堂」、つまり「英霊の堂」と改名されました。れは戦争や自然災害の犠牲者を讃えるという意味が込められています。毎月21日と、昭和天皇が終戦を宣言された8月15日には、繊細物故者を悼む法要が厳修されています。