- 日本仏法最初の官寺

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聖霊院の奥殿と絵堂

聖霊院の奥殿と絵堂
 太子殿とも呼ばれるこの堂宇は、四天王寺の開祖である聖徳太子を祀っています。本堂である太子前殿は、年中一般公開されていますが、その他の建造物は特定の日にのみ公開されます。
 太子前殿の裏手に位置する八角形の「奥殿」には、聖徳太子がお亡くなりになった年齢の聖徳太子四十九歳摂政像が祀られています。この聖徳太子像は秘仏として毎年1月22日の御開帳の時だけ公開されます。このお堂の地下には檀信徒から奉納された数千体の太子六観音像(慈悲の菩薩としての聖徳太子)が納められています。

 聖徳太子は、日本における仏教の普及だけでなく、政治家としても著しい業績を残したことで知られています。絵堂には、彼の奇跡的なエピソードから困難を乗り越えた偉業までの生涯を描いた一連の壁画があります。現在の壁画は杉本健吉(1905-2004)によって描かれ、6年の歳月をかけて1983年に完成しました。毎月22日には壁画の詳細な解説を行う絵解き説法が行われています。