- 日本仏法最初の官寺

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中門

中門
 中心伽藍の最南端に位置する中門は、仁王門と呼ばれ、寺の門番の役割をしています。仁王門には、仏陀とその教えを守護するとされる一対の威圧的な形相をした仁王が祀られています。一体は口を開け、もう一体は口を閉じています。東側の口を開けた像は那羅延金剛力士、西側の口を閉じた像は密迹金剛力士と名付けられています。この中門の仁王像はいずれも大佛師松久朋琳(1901-1987)の作で、それぞれ重さ約1トン、高さ5.3メートルで、それぞれの顔の長さだけでも70センチはあります。

 第二次世界大戦(1939年〜1945年)にて中心伽藍の建物は破壊されてしまい、現在の中門は1963年に鉄筋コンクリート造りとして再建されました。門の幅は三間で、12本の柱と寄棟造りの屋根からなります。全体のデザインから、雲形の金具など細部に至るまで、飛鳥時代(552~645年)の創建当時の門の姿を反映しています。中心伽藍の他の建造物とともに、2022年に登録有形文化財に指定されました。